頸椎椎間板ヘルニアの治療法
痛みや痺れは、神経の圧迫によりものだけではなく、筋肉繊維の硬直によるものも原因となりうるという考え方(トリガーポイント理論といいます)から、まずは症状と関係の深い筋肉を徹底的にほぐします。頸部では、頸椎の関節部分や椎間孔付近に付着している多裂筋や回旋筋などをほぐし、頸椎の可動性を高めます。さらに頸椎椎間関節にけん引・ストレッチを施して、椎間孔部分を拡大していきます。この時点で頸、肩、上肢の症状が楽になる方もいらっしゃいます。特に肩甲骨付近や、腕などの痺れや痛みが強い場合には、神経根の近傍に低周波鍼療法をおこなうと、すみやかにこれらの症状を軽減させることができます。