咽喉頭異常感症では、のどや食道の上部に常に何かがつかえているような異物感や、締め付けられるような不快感を伴う症状が現れます。
食事や飲み物を口にした場合(嚥下時)は気にならないことがほとんどです。
検査を行っても咽頭や喉頭に器質的な異常が認められないものを総称して、咽喉頭異常感症といいます。
咽喉頭炎、扁桃炎、食道がん、下咽頭がんなど、のどに異常をもたらす疾患がないかどうかを検査し、疾患が発見された場合はその病名に変更されます。
しかし、原因となる疾患が無いこともあり、その場合は心因的要素が関係していると考えられます。
心因的要素としては、ストレスや情緒不安定などが挙げられますが、更年期障害、自律神経失調症などの症状の一つとして現れることもあるとされています。