不妊症

夫婦間で正常な営みを過ごしていて、2年経つにも関わらず子どもに恵まれない場合を不妊症と定義しています。正常な夫婦の80%は結婚後1年以内に、残る20%のうち10%は2年以内に妊娠すると一般的にいわれております。
しかしながら、不妊症と判断するには、それぞれ夫婦間によって事情も異なりますので、子どもが欲しいと思って、なかなか妊娠しない場合には、専門の医師に相談することが大切なのです。
不妊症の原因として、女性側と男性側によるものとが考えられます。女性側によるものがおよそ1/3、男性側1/3、両者によるものが1/3と一般的に言われており、決して女性側に多いというものではありません。

男性側の原因の多くは、精子がなかったり、すくなかったり精子に関する原因が殆どなのに対して、女性は卵巣、卵管、子宮などさまざまなところで原因を有することが多いのです。したがって、その原因の究明がとても大切なことなのです。
女性不妊症として、卵巣因子(排卵障害を含む)、子宮因子、子宮頸管因子、卵管因子に大きく分けられます。
男性不妊症として、その殆どは精子が少なかったり、無かったりする造精機能に関するものが多いといわれています。


■不妊症に対する鍼灸治療の適応効果


鍼灸〈EBM〉情報の紹介
愛知県にある「竹内病院トヨタ不妊センター」と「明生鍼灸院」は共同で、高度生殖医療(体外受精・顕微授精・凍結胚移植など)を、3回以上行っても妊娠に至らなかった患者さんのうち、子宮内膜の状態が一定の基準(8mm以上3層構造)にまでならない事が不妊の一要因と考えられた患者さんに対して、鍼灸治療を行いました。
対象は、30~42才(平均年齢34才)、不妊歴は3~10年(平均5.6年)。西洋医学的治療によって子宮内膜の改善が見られなかった30症例に対し、「子宮内膜の改善」を治療効果の指標として、6ヶ月間(週1~2回)以上の鍼灸治療を行いました。
子宮内膜が一定の基準(8mm以上3層構造)に改善された者は、30例中24例(80%)で、かつ妊娠に至った者は18例(60%)でした。
高度生殖医療における当病院での妊娠率は、30%前後なのに対して、鍼灸治療併用群が、全般改善度と妊娠率において、優位に勝る成績が得られたと報告しています。


鍼灸治療で不妊症を克服
米国生殖医療学会誌(2002年4月号)に掲載された報告によると、IV Fをうける女性160人を2つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施。もう一方のグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。
その結果、鍼治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療の26.3%を大幅に上回りました。 体外受精の妊娠率は、高くても3割程度とされている中、この結果には世界中から鍼灸治療に関する問い合わせが殺到したそうです。
IV Fを受ける前後のたった 2回の治療によって妊娠率が向上し、また流産の確率が大幅に低下したとの報告もあり、スタンフォード大学の診療所で鍼治療を行っているデミング・フアン氏は、こうした研究発表が出された頃から、不妊症で鍼治療を受ける女性が急増するようになったことを明らかにした。
ヒッ ト作「セックス・アンド・シティ」の人気女優シャーロットさんや、ナオミ・ワッツさんが、不妊症で鍼治療を受けているというニュースも流れ、代替療法としての鍼灸治療は、アメリカの不妊治療専門医にも注目されています。

 

 

当院では不妊症に対して積極的に鍼灸治療を行い、高い治療効果をあげています。
当院で行う鍼灸治療は、天津中医薬大学の廉教授直伝による「周期療法」や「骨盤内循環改善鍼法」により、ホルモンバランスや体質を改善することで、不妊症を根本から治療していきます。
当院では大勢の方の不妊症を治した実績があります。
40代の方での妊娠例も多数にのぼります。
不妊症でお悩みの方は是非ご相談下さい。

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