慢性疲労症候群

慢性疲労症候群(CFS)は、従来のいわゆる「疲れ」とは全く違う、最近ようやく注目されてくるようになった病態です。通常私たちが日常生活の中で感じる一般的な「疲れ」などは、安静や休養、睡眠などで回復するものですが、慢性疲労症候群の場合はいくら休んでも回復しない、原因不明の病的な全身疲労感が出現してきます。その上、全身疲労感以外に風邪症状にも似た微熱、喉の痛み、リンパの腫れ、頭痛等、また他にも数多くの不定愁訴を伴うことがあります。これだけ様々な症状が現れているにも関わらず、検査では異常が発見できないため、慢性疲労症候群の診断をつけることは非常に困難です。また診断できたとしても慢性疲労症候群の原因は特定出来ておらず、特効薬も確定される治療法もまだ見つかっていないのが現状です。また、慢性疲労症候群の患者様は社会生活に支障をきたしてしまいます。やる気はあるのに体がだるくて、外出や軽作業すら出来ない場合もあります。それどころか、症状の度合いによっては食事など日常当たり前の日常生活ですら困難な状態で、人に色々と助けてもらわなければ、成り立たない場合もあります。また周囲から見ると元気そうに見えるので、病気ではなくただの「怠け病」と思われてしまうこともこの病気の患者様を苦しめます。自分の辛さを理解されない苦しみも同時に感じてしまうことは病態を悪化させてしまう原因にもなりうると考えられます。

 

 

慢性疲労症候群の治療法

目黒治療室では慢性疲労症候群に対して鍼灸・整体治療を行います。

 

東洋医学的な診察法で慢性疲労症候群の病因や様々な症状を見分け、治療していきます。慢性疲労症候群のような一般的な検査では病気が見つからない病気は東洋医学にとって最も得意な分野だとも言えます。

東洋医学治療では症状を見るだけではなくて全身のバランスや変化を診てその原因を見つけ出します。針灸・整体治療の適応症としては、疲労による肩こり、筋肉痛、だるさ、下痢、食欲不振、抑うつ等の症状があり、全身に治療を行いますが、肩こりや腰痛など特別につらい部位は局所的にも治療します。
また全身の治療を行うことで体質が強くなり、気分も落ち着き心も晴れ晴れとしてきます。その結果食欲が増え、眠れるようになり、疲労が取り除かれやすくなります。つまり「元気」になってくるのです。すると、少しずつ慢性疲労症候群が改善されていきます。病院の薬ではなかなか改善されない方や、あちこちの病院で検査しても異常がないと言われた方々にぜひ東洋医学の治療をお薦めしたいと思います。


 

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