【適応症】 神経系疾患

眼瞼痙攣

▼ 眼瞼痙攣とは
眼瞼痙攣は、左右両方のまぶた周辺に同時に症状が出現する進行性の病気で、いったん発症すると自然治癒することは極めて困難です。通常、眼瞼痙攣の発症は左右両眼対称性ですが、多少の左右差が出ることもあります。

初期症状は、まばたきが増えたり、眩しさを感じたりする違和感から始まり、次第にまばたき回数の増加、明るいところでの異常な眩しさ感が強くなり、突発的にまぶたがギュッと閉じてしまう現象があらわれ、しばしの間、目を開けられなくなります。症状は、まぶたの異常だけの場合と、唇にも異常をきたすものもあります。

異常なまばたきや羞明(眩しさ)などの異常症状は、明るいところでひどく、暗いところでは軽くなります。緊張したり活動したりするとひどくなり、休憩すると軽減します。

病気が進行すると、両側の眼輪筋が自分の意思とは無関係に不随意に瞼を閉じてしまう現象が繰り返し起こります。瞼を開くことができなくなり、ものを見るためには強引に指で瞼を持ち上げなければならなくなります。

多くの場合、次第に痙攣回数が増加し、仕事や日常生活に大きな支障をきたすようになります。

眼瞼痙攣の具体的症状として、次のようなデータが公表されています。

眼瞼痙攣の症状

羞明感

95%

ほとんどの人が異常に眩しいと感じます。

目が閉じる

92%

目を開けてられない。目をつぶった方が楽になる。

目の乾燥

51%

目が異常に乾く。

外での眩しさ

49%

外に出ると眩しくて目が開けにくくなる。

目の違和感

41%

目に違和感がある。

下向き願望

34%

下を向いていたくなる。

眼瞼下垂

29%

眼瞼が垂れ下がってくる。

瞬き増加

26%

瞬きの回数が増加する。

開眼困難

16%

指で無理やりやらないとまぶたが開かない。

目の周囲ピクピク感

8%

目の周囲がピクピクする。

額のシワ寄り

8%

額や眉間にシワの寄った特有な表情になる。

▼ 眼瞼痙攣の原因
眼瞼痙攣の明確な原因は不明であるものの、最も有力な説としては「大脳基底核の異常」が原因ではないかと指摘されています。

顔の筋肉は、眼輪筋を含めてすべて脳から出る顔面神経の制御下にあります。大脳基底核異常説によれば、本態性眼瞼痙攣は「局所性ジストニア」と呼ばれる病気の一つであり、大脳基底核を中心とする運動抑制システムの機能障害によって引き起こされるとされます。

一般に「ジストニア」というのは、中枢神経系に異常があり、筋肉が自分の意思ではなく勝手に持続的な収縮を起こしてしまう運動障害のことで、身体の一部などが硬直したり、痙攣したり、捩れたりする病気です。

表現が難し過ぎますが、簡単にいうなら、眼輪筋などを支配している大脳の基底核と呼ばれる部位に異常があり、それにより眼輪筋が勝手に収縮してしまうのです。

▼ 眼瞼痙攣と似ている疾患
また、片側顔面痙攣、ドライアイ、眼部ミオキミア、眼部チック、といった疾患と間違えられやすいため、しっかりとした鑑別が必要です。

眼瞼痙攣の治療法

当院では眼瞼痙攣に対して天津中医薬大学の廉教授直伝の天津式眼鍼療法や頭皮針法、低周波鍼療法、また感覚トリックを応用した当院オリジナルの鍼灸法などを駆使して、極めて高い治療効果をあげており、根気よく治療すれば完全治癒も可能です。
都内はもとより、近郊の県からも大勢の眼瞼痙攣でお困りの患者様がいらっしゃいます。
眼瞼痙攣に対する鍼灸治療では、日本でも屈指の症例数を経験していると自負しております。眼瞼痙攣でお困りの方は是非当院までご相談下さい。