腱鞘炎

仕事でよくキーボードを使う方や、子供が生まれて抱っこして手に負担がかかる方などが腱鞘炎にかかることが多いようです。
腱鞘炎とは痛そうというのは何となくイメージできますが、腱鞘炎とはどのようになって痛みが出てくるかを少しお話します。
腱鞘炎は本名を狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)といいます。 アキレス腱などの腱が炎症を起こして痛むと考えてしまいますが、腱を包む腱鞘が炎症して間にできた痛みを腱鞘炎といいます。腱鞘が腫れて腱が滑らかに腱鞘を通れなくなり炎症するのです。
腱鞘炎を大きく種類分けすると、フィンケルシュタインテスト陽性となるドゥケルバン鞘炎と弾発指(バネ指)に分けられます。

ドゥケルバン腱鞘炎とは手首部分の炎症の一つです。重い物を持ったり、赤ちゃんを長時間抱っこしてなる腱鞘炎の多くがドゥケルバン腱鞘炎と呼びます。
弾発指(バネ指)とは指付近の炎症の事で、指を曲げた時に伸ばそうと思っても伸びなかったり、無理に伸ばすと痛みが生じる事をいいます。
ドゥケルバン腱鞘炎にしても弾発指にしても原因は負荷のかけすぎにあります。指を使いすぎたり、腱鞘に負担のかかる重い物を持ったり、捻りすぎたりすることが一般的な原因とされています。

 

腱鞘炎の治療法

ドゥケルバン腱鞘炎では長母指外転筋腱と短母指伸筋腱(図参照)に痛みがでます。

しかし橈側長手根伸筋と橈側短手根伸筋を治療することに速やかに痛みが和らぎます。

さらに肺ユ(背中のツボ)や大腸ユ(腰のツボ)を治療することにより、さらに高い効果が得られます。
弾発指(バネ指)の治療では指の引っかかる部位を治療していたのではなかなか治りません。前腕の屈筋群の中から、それぞれ効果のある筋を選び、治療することで高い治療効果が得られます。

 

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