緊張型頭痛

♦緊張型頭痛の特徴

  • 頭痛の原因の7~8割を占めます。
  • 日本では成人の22%、2200万人が悩んでいる頭痛です。
  • 年齢は:中高年に多い頭痛で、女性にも男性にもみられる頭痛です。
  • 頭痛の頻度は:さまざまです。月に数回程度から毎日とさまざまです。
  • 頭痛の起こり方・持続は:いつとはなしに始まり、だらだらと持続します(片頭痛は発作的です)。
  • 頭痛の部位は:後頭部から首筋にかけての頭痛です。頭全体、はちまき様のこともあります。
  • 肩コリや顎関節症を伴うことが多い頭痛です。
  • 片頭痛とちがって、多くは、両側性に痛みます 。
  • 痛み方は:圧迫感、緊迫感、頭重感が特徴です。具体的には、
    • 「鉢巻きをしているような」
    • 「帽子をかぶされているような」
    • 「頭に重石を載せられているような」
    • 日本では緊張型頭痛のことを「頭重(ずじゅう、ずおも)」といいます。
    • 拍動性(心拍に同期した痛み)は原則的にはありません。しかし軽いズキズキ感を伴うことはあります。
  • 頭痛の持続は:さまざまです。30分だったり1週間だったり。

また、「目の奥が痛い」「おでこが痛い」というような症状を伴う場合は大後頭三叉神経症候群(GOTNS)が考えられます。

緊張型頭痛の治療法

当院では、緊張型頭痛に対し、トリガーポイント療法と中医学に基づく弁証論治による治療を組み合わせ、非常に高い治療効果をあげています。

▼ コメカミを中心に痛みがでるものには僧帽筋(肩井穴付近)のトリガーポイントを治療。

 

▼ 「鉢巻きをしているような」「帽子をかぶされているような」頭重感には側頭筋(角孫穴付近)や後頭下筋のトリガーポイントを治療。

▼ 「目の奥が痛い」「おでこが痛い」などの大後頭三叉神経症候群(GOTNS)を伴うものには上位頸椎直側の硬結(首の付け根のコリ)を治療。

▼ 「朝起きても頭がボーッとしてなかなか働かない」「睡眠時間が長くても疲れが取れない」「頭の中に薄い膜が張ってるような感じがする」というような症状を伴うものには頭板棘筋を治療。

▼ ストレスで頭痛が誘発され、目の充血やドライアイ、眼精疲労などを伴うものには、合谷穴、太衝穴などを治療。

この様な治療を組み合わせることにより、「頭痛歴何十年」というような方の頭痛でも、治すことが可能となります。


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